Twitterと同じように、多くの人がインスタも複数アカウントを所有して、使い分けています。企業でInstagramビジネスを利用する場合も、ブランドごとにアカウントを開設。またはプロジェクトやキャンペーンで使うためだけに新しいプロフィールを作成するケースは少なくありません。
実際に複数アカウントの管理は、手間と時間がかかります。ブランドのプロフィールを切り替えて、フォーマットを選び、画像をアップロードして……。そんな作業を軽減するために、各社がInstagram自動化ツールを開発、ビジネスソリューションとしてクライアントに提案しています。
Instagram自動化ツールにはさまざまな種類があります。
今回は、以下について解説していきます。
- インスタの自動化とは?
- 自動化するリスクは?
- インスタbotは危険?
- インスタbotは効果ある?
- 自動化で何ができる?
- インスタの自動化でベストな選択は?
それではインスタbotを使ってフォローやフォロー解除、いいね、コメントするソフトウェアの危険性について触れていきましょう。
インスタの自動化とは?
簡単に説明するとInstagramの自動化は、アカウントを管理およびさまざまなタスクを自動的に実行するためのサードパーティツールのアクションと理解してください。
自動化ツールを使用すると、作業時間の節約が可能であり、しかもソーシャルプラットフォームでのエンゲージメント率が高められます。とはいえ、Instagramのプラットフォームを使ってあらゆるオートメーションが許可されているわけではありません。
自動化するリスクは?
自動化ツールが出回ったせいで、Instagramが荒れてしまったと言う人もいますが、それは数年前のできごとです。
一部のインスタ自動化ツールはInstagramの利用規約に準じ、まったく違法ではありません。具体的には投稿のスケジュール設定、コメントの削除と非表示、コメントへの返信、レポートの生成などは自動化 (オートメーション) できます。
逆に違法である例といえば、インスタで許可されている以外の方法でプライベートAPIにアクセスしないツールを用いて操作、またはデータを抽出している場合です。詳しくは次項で説明しましょう。
インスタbotは危険?
インスタの自動化ツールは、先に述べたようにInstagramで許可されている場合には何の問題もありません。Instagramプラットフォームの許可なしにAPIにアクセスするbotは、Instagramの利用規約に違反しています。以下の行為はインスタで禁止されています。
- Instagramで許可されている以外の方法でInstagramのプライベートAPIにアクセス
- Instagramのログイン認証を保存またはキャッシュにとどめる行為
- 事前の許可なしに、Instagram APIを使用してユーザーコンテンツを表示、あるいはコンテンツをインポートまたはバックアップして、プラットフォーム外で管理すること
- コメント毎の返信が調整されていないこと
- 不正な商取引やスパムをInstagramに投稿すること
- ビジネスアカウントで一度に複数のアクションを実行できるよう改変する行為
- 不当なデータ転送量で帯域幅を変えたり、Instagram.comサーバーの安定性やInstagram APIを使用する他のアプリの動作に影響を与えたりする行為
上記を行った場合には、オーガニックリーチの低下とハッシュタグ検索機能の損壊、さらに [おすすめ] や [検索] に表示されなくなります。そして最悪のシナリオでは、アカウントの停止、Instagramによってアカウントを削除される可能性もあります。
インスタbotを使って効果ある?
インスタbotツールといえば、自動でフォローやフォロー解除、いいね、コメントをします。特定のハッシュタグに基づいたランダムなユーザーに向けて一方的にアクションを起こすbotの働きは、一時的に新しいフォロワーを増やすことには役に立つかもしれません。すぐに離れてしまうフォロワー獲得のためにInstagramの利用規約違反を犯しますか?そう考えると、効果は無に等しいものです。ちなみにInstagramはスパムbotの大量なフォローとフォロー解除を望まず、公式にフォロー制限が設けられています。2021年9月現在でフォローできるアカウントは7,500人、1時間あたりに実行できるアクションは60までとなっています。
自動化で何ができる?
オートメーションツールは玉石混淆、安全に使えるものもあればその逆も存在します。自動化ツールを使って運用しているインスタアカウントがいくつ存在するのか明らかにはできませんが、相当数あるものと思ってください。そして今後、自動化はトレンドになりつつあることがわかっています。なぜなら、企業にとってInstagram運用を自動化できる利点には、時間の節約ができるばかりでなく「PDCAサイクルの改善」と「成果の達成」が含まれているからです。
たとえばFacebookのマーケティングパートナーのNapoleonCatは安全なツールの1つです。以下のようなアクションが自動化できます。
- 投稿のスケジューリング
(カレンダーをベースに予約投稿を設定、ハッシュタグを含めるといった最初のコメントも予約可能) - コメントの削除
- コメントの非表示
- 特定のワードやフレーズに基づき、コメントに返信する
- 自アカウントと競合のプロフィールを、アナリティクスレポートとして自動生成、予定日に送信予約可能
最高のInstagram自動化ツール
NapoleonCatは、Instagramの日々の運用をアシストするだけでなく、ユーザーとのコミュニケーションを深める機能も備えています。それがソーシャル 「受信トレイ」機能です。複数アカウントを管理している場合でも、それぞれ届いたコメントは1つのソーシャル受信トレイで管理できます。フィード投稿に届いたコメントはもちろん、インスタ広告に届いたコメントも受信可能です。フォロワーが多かったり、あるいはハッシュタグキャンペーンで多くのコメントが届いたりするときに、ユーザーフレンドリーな対応が可能です。
コメントに返信するメリット
Instagramでコメントに返信することは、エンゲージメントを高めるための優れたハックです。届いたコメントに回答するだけでエンゲージメントが2倍になり、Instagramのアルゴリズムに作用してシグナルがたまります。その結果、オーガニックリーチが増加し、フォロワーが増えます。
NapoleonCatの受信トレイはフィード投稿に付いたコメントを収集するだけではありません。InstagramのDM (ダイレクトメッセージ) も受け取れます。複数アカウントを管理している場合には、期間別にコメントを絞り込んだり、あらかじめ社内で設定していたタグメッセージでコメントを分類したり、センチメントをマークしたりといった管理ができます。
Instagramで自動化するメリットは次のとおりです。
- 自動化した返信を使って、応答時間の削減とエンゲージメント率の改善が可能。結果、オーガニックリーチが向上。
- スパムや荒らしからコンテンツを保護
- 受信トレイで集めたコメントの中から、否定的なレビューやユーザーの問い合わせをスクリーニング。カスタマーサポートチームメンバーにコメントを転送し、問題解決に向けて処理
自動化のルール設定について詳しくは、こちらをご覧ください。
まとめ
英ウェブサイトビルダーの調査によれば、ソーシャルメディアの利用者の90%がブランドやビジネスとの接点を設ける手段としてソーシャルメディアを使用しているとのデータがあります。そして顧客の63%が、企業がソーシャルメディアチャンネルを介してサポートを提供することを期待しています。SNSは発信だけではありません。相互作用 (インタラクション) するからこそ、今後はカスタマーケアの必要性がますます高まっていきます。
ブランドのロイヤルカスタマーになり得るユーザーと、SNSを通じてコミュニケーションする。コメントのチェックや返答が遅れるよりは即答してあげた方が、ブランドへの信頼感が高まります。
NapoleonCatの受信トレイ (自動化機能) は、時短や予約投稿だけでなくコメントを監視し、ヘイトやスパムからアカウントを守る役割を果たします。NapoleonCatは企業のSNS担当者、PR部門、そして広報スタッフの心強い味方です。