B2BのSNS活用。企業でTwitterアカウントを開設、運用するために知っておきたいこと

Twitter抜きに、日本のソーシャルメディアを語ることはできません。全世界で3億人以上の月間アクティブユーザー数を抱えるTwitter。その3分の1を日本人が占めていることをご存じでしたか? ニュースもトレンド検索も、プライベートメッセージも送れるTwitterは、日本ではとくに若年層から支持されています。

世界のTwitterのアクティブユーザー2021年7月
出典元Statista

2020年のインサイダーインテリジェンスの記事では、日本人のTwitter好きの理由に以下のような見解を述べています。

  • 日本語は他言語よりも文字数が限定されているため(UTF-8で全角日本語は3~8バイトの可変長)、Twitterでは漢字と絵文字を駆使した独自性を発揮している
  • 利用に際し実名登録の必要ないところが、日本人に好まれている
  • 1人が複数のTwitterアカウントを所有し、特定の関心を持つユーザー同士でつながる

そして「2019年は日本のソーシャルネットワークユーザーの64.1%がTwitterを利用している」と続け、2023年までに68.4%に上昇することを予測しています。

今回はTwitterに追加された新機能を紹介しつつ、B2Bで運用していくための投稿のヒントをお伝えします。 そしてTwitterアナリティクスを使ったサンプルレポートを紹介、こちらからpdfファイルのダウンロードが可能です。

さようなら24時間で消える投稿「フリート」機能

日本のTwitterは10代~20代から支持されていますが、アメリカではアクティブユーザーの多くを占めるのは40代の男性です。TikTokやInstagram、SnapChatになじむ若年層 (18~24) の利用を拡大する目的もあり、昨年末に24時間で消える投稿「フリート」機能をローンチしました。フリートはディスプレイ広告に有効なことからB2Cのキャンペーンなどで積極的に利用され、収益増にも貢献しましたが、プラットフォームに高負荷をかけることや、新サービス「スペース」に注力することから、惜しまれつつも8月3日にサービス終了しました。

リアルタイムで音声交流する「スペース」

Clubhouseに対抗する新サービスとして注目されるTwitter「スペース」は、フォロワーが600人以上のアカウントであれば利用できます。

コロナ禍でライフスタイルにビジネスからスクーリング、エンターテイメントにいたるまでリモート配信が定着して以来、SNSプラットフォームは音声交流機能を付加しています。TwitterだけでなくFacebookもソーシャルオーディオフォーマットに位置付けたサービスを導入しました。

2021年8月現在、スペースは「共同ホスト」を招待可能になったり、ボイスチェンジャーが利用できたりと進化を続け、他サービスと差別化を図っています。

投稿に最適な時間を知る

日本だけでなく、世界各国のニュースメディアは自社コンテンツの導線にTwitterを利用し、それもユーザーがアクティブな時間を狙って投稿しています。リーチが増えるほど、アルゴリズムが働いてインプレッション数が上がることから、投稿する時間はとても重要です。タイミングがずれると、とっておきのネタも新しいツイートに埋もれ、気付かれないまま沈んでしまいます。フォローしているアカウントが多いほど、その傾向が大きいため、投稿が注目されるには、まず「ベストタイム」を把握します。

フォロワーがアクティブな時間にタイミングをあわせて投稿するには、アナリティクスを利用してみましょう。下の画像はNapoleonCat2週間分のデータを取得した、フォロワー300万人強を抱える日本のニュースサイトです。

ページ投稿でのインタラクションマップ

上段は、前期間と比較した平均コメント (リプライ) とリアクション数、平均シェア (RT) を数値化しています。
大きい円がアクション (いいね、RT、リプライ) の規模を示します。火曜日の11時のリアクションが大きいことがわかります。

以下の図は、投稿した曜日と時間を示しています。このニュースアカウントでは、1日平均38回のツイートをしていました。

最もエンゲージの高かった投稿日と投稿時間

上のグラフは月曜日x2回分で78ツイート、火曜日x2回分で82ツイート…を縦棒、投稿に対する反応(エンゲージメント率)を折れ線グラフで表示しています。
下のグラフは反応する時間帯の振れ幅を表記しています。
ユーザーがアプリを操作している時間を狙ってツイートすればエンゲージメントが高められ、結果としてユーザーの目に触れやすい「話題のツイート」や「おすすめ」に表示されるようになります。ニュースメディアのように投稿数が多いアカウントであればなおさら、このセオリーに従った方が良い結果を生み出せます。

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ちなみに100万以上のフォロワーを抱える複数のニュースメディアのTwitterアカウントを調査した結果、1日あたりのツイートの平均は69.3回でした。ほぼ1時間に3回、20分毎にツイートしている計算です。

1日の投稿数に制限のあるInstagramに比べ、ツイートの連投に対しても自由度の高いTwitterですがリミットはあります。1日のツイート数の上限はRTも含み計2,400件。フォロー数の上限は400件で、過剰なフォロー行為には警告が入るようになるといったルールが明言化されています。

B2Bとも相性のいいTwitterビジネス

Twitter社の調査によると、ユーザーの93%がTwitterでフォローしているブランドの商品を購入する計画を立てています。そしてコンテンツマーケティングインスティテュートの調べでは、B2Bコンテンツマーケターの82%がTwitterを利用してブランドの認知度を高めていると報告しています。

Twitterはフォロワーが多すぎるとタイムラインからツイートが流れてしまいます。ユーザーを引き留めるためには、相互作用 (インタラクション:いいね、リプライ、RT、メンション) が必要になります。フォロワーの多いか少ないかを問うより、ユーザーと関係性を築く=エンゲージメントを重視します。以下は、B2Bコンテンツマーケティングに向けたTwitterからのアドバイスです。

コンテンツ力を高める8つの方法
  • ツイートは価値あるコンテンツマーケティング
  • コンテンツは量より質
  • 目的、目標を立ててコンテンツを作成する
  • 投稿者にキャラクターを設定する
  • 投稿には信頼できるニュースソースを選ぶ
  • ライブ感のある投稿を心がける
  • ツイートが新鮮味を失わないための策を講じる
  • 時間と労力がかかってもテスト配信はする

新卒採用などにTwitterを使ってきた企業は、一歩踏み込んだ業者間とのコミュニケーションツール、また新規顧客とのタッチポイントとして、新たにTwitterアカウントを開設し、利用してみてはいかがでしょう。

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